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#プロのひと工夫
いつもと違うは、楽しい。寺井幸也さんの「華やかおうちカレー」
家庭料理の定番「カレー」を”幸也ワザ”で斬新に
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家庭料理の定番「カレー」について、「カレーは僕も大好き。家でもつくりますし、お店にも食べに行きますよ。使う食材やスパイスの配合によって、味わいが大きく変わるので、つくるのも食べるのも楽しいですよね」と寺井さんは言います。
そんな寺井さんが提案してくれたのは「2種のあいがけカレー」。カレーを同時に2種類と聞くと、ちょっと大変そう…と心配になりますが、ご安心を!見た目の華やかさや味わいはもちろん、手間を減らす工夫も追求するのが“幸也ワザ”。今回はその“幸也ワザ”と一緒にレシピをご紹介していきます。もちろんその日の気分で1種類にだけ挑戦するなど、いろんな楽しみ方をどうぞ。
幸也ワザその1・こだわる。でも手を抜けるところは抜く
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「料理は頑張りすぎると疲れてしまうので、ほどよく手を抜きながら続けていくのが一番。自分や家族のために、楽しくつくってほしいです」と寺井さんは言います。
まず1種目としてご紹介する「海老のビスクカレー」は、「クノール®」ブランパンポタージュ 海老のビスク の濃厚な海老のうま味をベースにしたやや辛口のカレー。
「海老のビスクは家庭ではなかなか手づくりできない味。そんな味わいこそ、スープの素に頼りましょう。簡単に海老の濃厚なうま味をプラスできます」と寺井さん。細かくカットして炒めた野菜からも、たっぷりとうま味や甘みが溶け出て、さらに奥深い味わいに。ゴロッとした海老も入って、食べごたえは充分です。
1種目「海老のビスクカレー」材料(2人分)
「クノール®」ブランパンポタージュ 海老のビスク 1袋ブラックタイガー 4尾
玉ねぎ 1/2個
なす 1本
マッシュルーム 4個
カットトマト缶 200g
にんにく 1片
オリーブオイル 大さじ1
バター 10g
カレースパイス 大さじ2
チリパウダー 適量
〇作り方
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2. ブラックタイガーは殻をむき、背わたをとって水洗いし、水気をふき取る。
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4. 香りが立ってきたら中火にし、玉ねぎを炒める。
5. しんなりとしたら、ブラックタイガーを入れる。
6. ブラックタイガーに火が入ってきたら、バターを加える。茄子、マッシュルームも入れ、炒める。
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幸也ワザその2・辛口と甘口の対比&ミックスを楽しむ
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やや辛口の「海老のビスクカレー」に対して、もうひとつは甘口に仕上げる「スイートコーンカレー」。「クノール®贅沢野菜®」北海道スイートコーン の濃厚で深い甘さに、豆乳や野菜の自然な甘みを重ねたとてもやさしい味わいです。こちらもスープの素を使うので、簡単につくることができますよ。
2種目「スイートコーンカレー」材料(2人分)
「クノール®贅沢野菜®」北海道スイートコーン 1袋玉ねぎ 1/2個
ししとうがらし 8本
じゃがいも 100g
バター 20g
オリーブオイル 大さじ1
無調整豆乳 200mL
カレースパイス 大さじ2
ブラックペッパー 適量
〇作り方
1. 玉ねぎはみじん切り、ししとうがらしはヘタをとり半分に切る。じゃがいもは1センチ角に切る。
3. 香りが立ってきたら、玉ねぎ、じゃがいも、ししとうがらしを中火で炒める。
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もっと華やかに。おすすめのトッピング・盛り付け方法
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少量の油で揚げ焼きしたお好みの野菜(パプリカ、マッシュルーム、にんじん、アスパラガス、大根など冷蔵庫に余っているものでOK)や、フライドオニオン、ハーブ類(イタリアンパセリ、ディル、刻んだ大葉など)をカレーの上にのせるとさらに彩りもよく、おいしく味わえます。
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器の中央にご飯を、両サイドにカレーを盛りつけると、お店で出てくるような仕上がりになりますよ。これで心もおなかも満たされるはず。
幸也ワザその3・旬の食材で香り・色・味を楽しむ
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ピクルスは日持ちするので、つくり置きするのもおすすめですよ。
「春野菜の簡単ピクルス」材料
スナップえんどう 4本セロリ 1本
はっさく 1/2個 ※オレンジでも代用可
ビーツ(水煮) 40g
A
白ワインビネガー 250mL
てんさい糖 大さじ2
塩 小さじ2
水 100mL
ブラックペッパー(ホール) 1つまみ
ローレル 2枚
クローブホール お好みで4粒ほど
〇作り方
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2. 小鍋にAを入れ、5分ほど沸騰させ、酸を飛ばす。(甘い味が好きな方は、てんさい糖を追加しましょう。酸っぱい味が好きな方は、沸騰時間を5分ではなく4分にするなど短くして調整するのがおすすめです)
3. 火を止め、ビーツをいれ熱が冷めるまで耐熱容器にいれておく。
4. 漬け液の粗熱が取れたら野菜を入れ、冷蔵庫で半日ほどおく。
彩り華やかなメニューで、明るく楽しい食卓時間を
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インタビューした人
フードクリエイター
寺井幸也さん
旬の食材を活かした華やかなデリ・ケータリングを提供する「YUKIYAMESHI」を主宰。2015年より「幸也飯」としてケータリング事業をスタート。雑誌やCMの撮影現場を中心に、そのおいしさと見た目の良さが口コミで広がり、大手企業やイベントケータリングを数多く手掛ける。彩り豊かな料理が放つ圧倒的な存在感がInstagramで人気を呼び、企業コラボのレシピ開発や雑誌のフードスタイリングなど「食」を起点にした多才な活躍で業界内外から注目されている。
お店の情報
YUKIYAMESHI
住所 東京都目黒区青葉台1-18-7 カスタリア中目黒T03電話 03-5422-3518
ホームページ https://yukiyameshi.jp/