×
体内の水分不足を防ぐ! 適切な水分補給とは?
1日に必要な水分の量は?
天気予報などで「熱中症にご注意ください」という呼びかけが日に日に増えていく頃。体からの水分も失われるので、脱水症にも注意が必要です。そこで、私たちの体内の水分がどのように出入りしているのかを見てみましょう。
体内の水分のおよそ5%が失われると、疲労感や頭痛、めまいなどの脱水症や熱中症の症状があらわれるといいます。
私たちのカラダの約60%は水分です。また、個人差はありますが、体重60kgの成人男性の場合、1日に2.5リットルほどの水分が必要だといわれています。そのうち、食物に含まれる水分や、体内での代謝によって作られる水分を除くと、1日に1.2~1.5リットル程度の水を飲むことが適切な水分補給の目安とされています。
1日の中でタイミングよく水分を補給しましょう
脱水症を防ぐためには、こまめな水分補給が欠かせません。では、どのようなタイミングで水を飲めばよいのでしょうか?
朝起きたとき
寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくといわれています。また、1日の中で血液濃度が最も高いのが朝。血液を正常な状態に戻し、腸などに作用してカラダを目覚めさせるためにも、コップ1杯の水を飲みましょう。
朝食・昼食・夕食のとき
食事の前に水を飲むことで、胃腸が刺激され、消化を助けることができます。また、食事で摂る栄養素の吸収をスムーズにしてくれます。
入浴の前後
入浴時は多くの汗をかくので、入浴の前と後に水分を補給しましょう。
夜寝る前
就寝中に汗をかいて失われる水分を事前に補うために、寝る前にも水を飲みましょう。脱水による脳梗塞や心筋梗塞のリスクを下げることにもつながります。
上記のタイミング以外にも、体を動かしたときや、食事と食事の間など、のどの渇きを感じる前に、こまめに水分補給することが大切です。
経口補水液を上手に取り入れましょう
私たちの体内の水分は、水と電解質(ナトリウムやカリウム、カルシウムなど、水に溶けてイオンとなる成分)で構成されています。通常の水だけで水分補給していると、体内の水分と電解質のバランスを保つために、せっかく水分を摂っても尿として排出されてしまうことがあります。これを避けるためには、「経口補水液」を取り入れるのもひとつの方法です。
経口補水液なら、より効果的に水分と電解質を補給できます。
経口補水液は電解質をバランスよく含んでいるため、効率よく水分を吸収し、体内の水分・電解質をしっかりと保持することができます。脱水症や熱中症の予防のために、経口補水液を活用するのもよいでしょう。また、「トイレが近くなるので寝る前に水を飲みたくない」という方も、経口補水液を試してみてはいかがでしょうか。