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玄米食、試してみませんか?
白米より栄養価が高く、栄養バランスも優れているといわれる玄米。皆さまのまわりでも、玄米ご飯を食べているという方がいらっしゃるかもしれません。玄米の栄養素や炊き方、味わいなどは、白米とどう違うのでしょうか?
玄米に含まれる栄養素とは?
玄米は、米から籾殻(もみがら)だけを取り除いたもの。一方、白米は精米の過程で胚芽や“ぬか”が取り除かれています。玄米の胚芽や“ぬか”に含まれる成分が、栄養価が高いと評価される大きな原因です。胚芽や“ぬか”には、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、新陳代謝や成長を促すビタミンB2、若々しさのためのビタミンEのほか、ミネラル類などが白米よりも多く含まれています。
玄米ご飯を食べるには?
玄米をふっくらと炊くためには、玄米モードのある炊飯器や圧力鍋を使うのがよいといわれています。また、玄米の種類によって、水加減や吸水時間の調節にもちょっとしたコツがあるようです。スーパーなどで手に入る発芽玄米(発芽米)は、特別な製法によって玄米を発芽状態にしたもので、普通の炊飯器でも気軽に炊けるため、人気を呼んでいます。
玄米の味わいは?
炊き上がった玄米は茶色がかった色をしており、食感は白米よりも硬め。その独特な色や風味が食欲をそそるという方や、適度な歯ごたえがよいという方もいます。また、冷めてもおいしいという評価もあるようです。玄米をちょっと味わってみたいという方は、白米の中に少し玄米や発芽玄米を混ぜたり、まずは分づき米※から試してみるのもよいでしょう。
※精米の度合を調整したお米。三分づき、五分づき、七分づきなどがあり、数字が大きいほど精白米に近い。