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防災と健康 もしもの時に備えて
毎年、9月1日は「防災の日」。さまざまな災害についての認識を深め、それらの災害に対処する心構えを準備するために制定されました。万一の時のために何を備え、もし災害が起きたらどう対処すればよいのか、国や自治体からはガイドブックなども提供されていますが、今回は“日々の健康を保つ”という視点から、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
非常用持出袋の中身をチェック
災害に備える意識の高まりとともに、ご自宅に非常用持出品を置いている方も多いかと思います。非常食や救急セットなどと共に、ぜひチェックしておきたいのが、常備薬や持病のための薬。また、避難している時間が長引いたときのために、処方箋のコピーや薬局の薬リスト、あるいは「お薬手帳」を非常用持出袋に入れて携行できるように準備しておきましょう。特に、「1日も欠かせない薬」がある場合は、事前にかかりつけの医師に相談して対処しておくと安心です。
資料:消防庁・防災マニュアルより
避難所などでの過ごし方
避難所で過ごす場合、長時間同じ姿勢でいることが多くなり、血行も滞りがちに。1~2時間ごとに屈伸運動をしたり、歩いたりして体を動かすとともに、水分をこまめに摂るように意識しましょう。
また、普段とは異なる環境でストレスを受け、体調が悪化することもありえます。医療救護所が設けられている場合はそこで、巡回診療者が避難所を訪れたときは、自分の体調の気になるところなどを遠慮せずに相談するようにしましょう。
さらに、ご自身やご家族だけでなく、周りを見渡して調子が悪そうな方に声をかけるなど、“助け合い”の気持ちが、緊張などで高ぶりやすいご自身の気持ちを和らげ、周りの人への助けにもつながります。
いつ起こるか、わからないのが自然災害。健康維持の面からも、万一の時に備えておきたいですね。