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和の暦と暮らす
インターネットやSNSなどの普及により、さまざまな地域の情報を簡単に入手できるようになった一方で、身近なところにある自然の美しさや季節の移ろいを感じる機会が減ったと思うことはありませんか。今回は、そんな季節と共に暮らすことの喜びを味わえる和の暦をご紹介します。
●二十四節気とは? 春分、夏至など季節を表す言葉はよく知られていますが、それらを含めて1年を24の節目に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)をご存じでしょうか。例えば、これからの季節であれば、「立夏(りっか):新暦では5月5日~5月20日ごろ」や「小満(しょうまん):5月21日~6月5日ごろ」などです。立夏は夏の始まりとされ、1年で最も過ごしやすい時期。小満は植物、作物、虫たちなど万物が生長して命が満ちていく時期とされています。
そして、二十四節気をさらに細かく3つに分けたものとして、七十二候(しちじゅうにこう)があります。立夏の期間には「蚯蚓出(みみずいずる)」、小満の期間には「紅花栄(べにばなさかう)」など、自然の変化を描写した味わい深い名称がつけられています。
もし、和の暦に興味を持たれたら、国立国会図書館の「日本の暦(こよみ)」などのWebサイトや書籍などで詳しく調べることができます。季節の移ろいを楽しむ暮らし、いかがでしょうか。
国立国会図書館 日本の暦(こよみ)
→ 二十四節気