食べやすさに栄養をプラスするトッピング大作戦! 食べやすさに栄養をプラスするトッピング大作戦!

暑さと闘うために必要なのが、〝暑さに負けない体〟。でも、猛暑の日が続くと食欲がダウンして、目の前においしそうな食事が並んでいても、なかなか箸がすすみません。そして、栄養不足になることが懸念されます。

暑いときは、ついのどごしのよいものばかり食べてしまいがち。そうめんやおかゆなどは、のどごしのよい食品の代表格ですが、どちらもメインの栄養素は糖質です。

糖質は活動のエネルギー源になるので、摂取しなくてはならないものですが、その他の栄養素が少ないので、それだけを食べていては、栄養が偏ってしまいます。

暑い季節には、糖質をエネルギーに換えたり、疲労物質を分解するビタミンB1や、疲労ストレスを軽減するホルモンの分泌時に消費されるビタミンC、体づくりに欠かせないたんぱく質等が不足しがちになるとか。
それは、栄養面よりも、のどごしばかりを重視し、お腹がいっぱいになればそれだけで、満足感が得られるからかもしれません。

そうめんもおかゆも、含まれる栄養素はもともとありますので、足りない栄養素をプラスする工夫で、食べやすく、足りない栄養を補うことができます。

そうめんの栄養は?

そうめん100gあたりに含まれる3大栄養素は、炭水化物72.7g/たんぱく質9.5g/脂質1.1g。その他、食物繊維やミネラルも若干含まれていますが、炭水化物以外の栄養素は少ないので、たんぱく質や脂質、ビタミン・ミネラル類を含む食材をトッピングするといいでしょう。肉や野菜を使った具だくさんのつけ汁でいただくのもいいですね。

おかゆの栄養は?

おかゆは、使う米や水の量で異なりますが、精白米で作った全がゆの場合、100gあたりに含まれる3大栄養素は、炭水化物15.7g/たんぱく質1.1g/脂質0.1gです。食物繊維やビタミン・ミネラルも含まれますが、ほとんどが炭水化物です。おかゆは暑さで弱った胃腸にもやさしく消化もいいので、トッピングの工夫で栄養をプラスして、上手にとり入れたいですね。